[レビュー]PENTAX K-3は高画質で色のきれいな一眼レフ

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先日のPENTAX K-3は 小型で高性能でAFも速い一眼レフ の続きです。

リコーイメージングのモニターで、3週間ほどPENTAX K-3実機をお借りして使ってみた感想です。

箱根でK-3写真撮影

2013年秋、K-3を箱根に連れていきました。2日間で400枚以上撮影しても、バッテリーは2/3残っていました。

箱根ガラスの森で撮ったお気に入りの一枚。ピントはカリッと、玉ボケはまるっと美しく。

ガラスの森

箱根の猫もモッフリと撮れました。

キジ猫

ピクセル等倍で切り出した画像です。猫ひげの1本1本まできれいに撮れています。

猫ひげ

いつも私が使っているレンズは18-270mmの高倍率ズームなので、キットレンズの18-135mmは「もうちょっと寄りたい!」と思うこともありましたが、箱根では思ったほど不便は感じませんでした。

むしろAFは速いし、ズーミングもグリグリ回って軽やかで、ストレスを感じさせません。「AFが遅いペンタックス」の汚名返上です。

レンズの網の目状のすべり止めグリップが回しやすくてグッド!

18-135WR レンズのグリップ

K-3はホワイトバランスがバッチリ

最近のデジカメはホワイトバランス(色の調整)がかなり賢くなっていて、いい感じの色が出るカメラが増えています。

が、ペンタックスのカメラのWBはその一歩先を行っていました。

ただのWBオートではなく、マルチパターンオートWBというものが搭載されているのです。

これは、こっちには白熱灯が当たっていて、あっちには太陽光がさしている、という場所を撮影しても、光源に応じたホワイトバランスを設定して、それぞれいい感じの色にしてくれるのです。

実際にその状況だったのがこちら。

生ハム

お料理の手前からは白熱灯、向こうからは窓の光も入っています。色かぶりもほとんどなくいい感じの色!

今回かなりの枚数の写真を撮りましたが、マルチパターンオートWBで撮って「色が変だなー」と思う写真は1枚もありませんでした。

写真は色重視な私にはかなり良かったです。

K-3のクロスプロセスは毎回変わる

こちらは遊びの色機能です。

色の設定である「カスタムイメージ」(十字キーの右)の、「クロスプロセス」が結構気に入りました。

これは標準では撮るたびに色味が変わるので、意外な色で撮れる楽しみがあります。

クロスプロセスは工場写真がハマるねー♪(工場萌え)

工場 工場 工場

ファインダーのノイズ感が気になる

欠点、デメリットというほどではないですが気になったことです。

ファインダーは大きくて見やすく、ピントもはっきりしているのですが、のぞいた瞬間に気になったのが、なんだか画像がザラザラしている…という点でした。

ファインダーの中の映像なので写真でお伝えできないのですが、高感度でノイズが乗っているような粒子状のざらつき感です。

これは何ぞや?と思い、ググって行きついたのがこちら。

価格.com – 『ファインダーの画像について』 ペンタックス PENTAX K20D ボディ のクチコミ掲示板

フォーカシングスクリーン裏面の、渦巻き状のフレネルレンズの模様だとか。

ペンタックスは特に渦を巻いているらしく、独特の見え方をします。まあ、慣れれば気にならないのでしょう。

いつの間にかボタンが押さっている

ストラップでぶら下げて歩いていた際に、「いつの間にか多重露光になってる!」「いつの間にかホワイトバランスが曇りに!」ということが数回ありました。

私の腹の肉圧でボタンを押しているのかと思いましたが、どうやら十字キー縁の押しやすいでっぱりのおかげで、ちょっと圧がかかると押し込まれてしまっているようです。

K-3の十字キー

このでっぱりは、斜め方向の入力や移動がしやすいようにとK-3から採用されたのですが、押しやすさ=押されやすさ、になってしまっているのがもどかしいところです。

 

ところで、K-3で一番魅力を感じた防塵・防滴性能については、今回は試せませんでした。

さすがに借り物のカメラに水をジャバジャバぶっかけるのはためらわれましたので…。

日常ブログの箱根記事にもK-3で撮った写真を掲載しています。

 

PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-3 18-135WR レンズキット ブラック ローパスセレクタ 最高約8.3コマ/秒・最大約60コマ -3EV低輝度対応