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キヤノンさんのイベントにご招待いただき、2011年12月16日発売のPowerShot S100のお話を聞きつつ、実機をお借りして写真撮影してまいりました。
プリンターはキヤノン派の私ですが、デジカメは今まで一度もキヤノン製を所有したことがなかったです。
S100の高画質さ実写サンプル
コンデジなのにこのボケっぷりとイクラのツヤツヤ感!
イクラ玉のアップだけ切り出してみました。
このPowerShot S100は「開発者が自分でお金を払って買いたいカメラ」だそうで、メーカー内でもそれだけの自信作だというわけです。
「気軽にもっといい写真が撮りたい!」と考えている顧客層もターゲットとのこと。
一眼レフにはあるけど多くのコンデジにはついていない「絞り優先(Av)」や「シャッタースピード優先(Tv)」のモードダイヤルもあるので、押すだけ撮影のコンデジは物足りなくなったけど、一眼は高いし重いし…と言う方におすすめです。
高感度撮影
さて、このデジカメは薄暗い居酒屋でもフラッシュなしできれいに撮れるというのが開発コンセプトの1つなので、高感度撮影の画質が非常に美しいです。
コンデジって、一眼と比べるとやはりISOの高い撮影時にノイズ(ざらつき感)が目立ちやすいんですよね。
ところがノイズを消そうとすると、今度は全部ツルツルになって質感がなくなってしまうのですが、PowerShot S100は専用のCMOSセンサーを開発し、高速に解析、判断してうまいこと処理しています。ちっこい中にハイテクが詰まっています。
ISO1600で撮影し、ピクセル等倍で切り出した、イクラと海苔の境目のアップ写真です。
一般的なコンデジだと、もっとガサガサした画質で、さらに色とりどりの粒々ノイズが出てきてしまうような状況です。PowerShot S100なら、ノイズは少ないのに、海苔の質感は残っている!そして、色もしっかり見たまま再現されています。
パーティシーズンのこれからの季節にも持ってこいですね。
コントローラーリング
個人的にこれは便利!と思って気に入ったのが、レンズの周りについているギザギザの輪っかです。これはコントローラーリングというもので、左右にカチカチ回ります。PowerShot S90から採用されています。
何をするものかというと、自分で好きな機能を選んで割り当てられるのです。
私は迷わず露出補正を割り当てです!露出補正の重要さはこのブログでも何度か書いてますし、私のデジカメ講座のご参加者なら体感済みだと思います。
コンデジの露出補正って、機種によっては操作が結構面倒なんですよね。
「メニューから露出補正を選んで、矢印ボタンでカチカチ変えて、SET押して、シャッター押して撮影~」とかやっているうちに、猫ならとっくに逃げてます。
それが、このコントローラーリングなら、左手でカカカッと回してパッと撮れる!いいわー!
「えっ、この輪っか使ったことないけど、そんな機能が?!」と思ったPowerShotS90、S95のユーザーさんがおられたら、即設定してください!
ところで、このPowerShot S100を世に送り出すために、1000人以上の方が関わっているんだとか。それだけの人件費を考えたら、デジカメって高くないなーと思ってしまいます。