SONY高級コンパクトデジカメ サイバーショットRX100 IVは高速シャッターとスーパースローモーション動画がおもしろい

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RX100 IV

SONYのRX100シリーズは数少なくなったコンパクトデジカメの中でも人気が高く、2024年現在でも現役で販売されています。

最新機種は2019年発売のRX100M7です。

以下は1ヶ月ほど、ソニーのDSC-RX100M4を発売当時にお借りして使ってみた感想です。

高級なコンパクトカメラは、高速撮影もスロー撮影もこなしてくれました。

高速シャッターと高速連写

まず、シャッタースピードが一眼レフでも及ばないレベルの「最高1/32000秒」という高速っぷりです。そこまで速いシャッターで撮ると、普通は蛍光灯の室内なら真っ黒写真になると思いますが、RX100M4の場合、高ISOと明るいレンズで結構がんばってくれます。

また、速度優先連続撮影モードだと「最高約16コマ/秒」も連写できるので、動体撮影のこの一瞬!っていう写真を撮るにはかなり使えます。

そうそう、間違われている方もいらっしゃるのですが、16コマ/秒で撮り続けられるわけではありませんよ。最初はこのスピードが出ますが、シャッターを押し続けていると速度が落ちます。
運動会でゴールする瞬間などは、ゴールするちょっとだけ前から連写し始めるのがコツですよ。

室内でも撮影用のライトがあれば、結構速いシャッタースピードで撮れます。

↓1/3200秒、f/2.8、ISO 1250、露出補正+2

RX100 IVの水滴高速撮影

↓1/6400秒、f/2.8、ISO 1250、露出+1

RX100 IVの水滴高速撮影

それの泡粒部分切り出し。

RX100 IVの水滴高速撮影

思ったほどノイズ感はありませんでした。

せっかくだから、もっとダイナミックなのが撮れないかな…と、ライトごと風呂場に持って行ってバシャバシャやりながら撮ったのがこちら。
シャッタースピードは全部1/6400秒です。

RX100 IVの水高速撮影

RX100 IVの水高速撮影

RX100 IVの水高速撮影

本物のワインなどでやったらもったいない!ぶちまけるなら私の口に!と言うことで、ただの水で撮影です。なかなかおもしろい水の壁が撮れますね。

色水は掃除が面倒なことになりそうですが、もっと面白い絵になるかも。

スーパースローモーション動画

HFR(ハイフレームレート撮影)は、最大40倍速スローまでの動画が撮れる機能です。

撮れる時間は2秒か4秒と短めです。単なる遅回しの動画ではなく、1秒間に最大960枚ものすごい数の映像が詰まっていると思っていただければよろしいです。そのため非常になめらかなスロー動画となるのです。

撮ったサンプルをYouTubeにあげてみました。一部切り取った以外は加工無しです。スロー動画は無音で録画されます。

その1、ちょっとスロー↓

その2、結構スロー。いいかも。

その3、かなりスローですがライトのフリッカー(ちらつき)が出てしまいますね。

普段動画はあまり撮らない私ですが、スーパースローモーション動画の機能は面白かったです。

一番撮りたかったのは猫のスロージャンプ動画だったのですが、なにしろ撮れる時間が数秒なので無理でした。

高速なSDカードが必要

スーパースローモーション動画を撮るには、Class10以上のSDXCメモリーカードが必要です。

70MB/sだと撮影後の記録待ち時間は「長いなー」と感じるレベルです。

100Mbps記録時(最も高精細な4K動画)には、UHS-I(U3)のSDXCメモリーカードが必要とのこと。

ストレスなく使いたい方は、300MB/sのサンディスクのSDなどをどうぞ。

バウンスできるフラッシュ

内蔵されているストロボは40cm~使用できます。使うときはパカッと飛び出してきます。

RX100 IVのフラッシュ

近すぎるとビン物はビカッと反射してしてしまいますが…

RX100 IVの香水瓶写真

このフラッシュは指で押さえていれば簡単に角度を変えられるので、

RX100 IVのストロボ

斜め45度くらいに上を向かせると、壁バウンスで上部が明るくなってかなりいい感じに!このストロボは使えます。

RX100 IVの香水瓶写真

ちなみに、RX100 IVの解像感はすごいです。この写真の等倍切り出しですが、ほこり1本まで写ってしまう画質の良さ。

RX100 IVの香水瓶写真

ファインダーと液晶とアイセンサー

RX100 IVのファインダーは2段式で出てきます。

まずはレバーで上にぴょんと飛び出し、

RX100 IVのファインダー

三角の方向(後ろ)に手動でグッと引っ張ると完成。

RX100 IVのファインダー

ファインダーでも、液晶でも、都度好きな方を見ながら撮りましょう。

RX100 IVのファインダーと液晶

先日レポートしたSONY一眼カメラα6000は超速AFの猫撮りと風景撮影がおすすめ ではファインダー切り替えのアイセンサーの反応が良すぎて使いづらい!と書きましたが、RX100 IVは約4cmで反応しました。

このくらいなら自動切り替えでもあまり不自由なくファインダー撮影も液晶撮影も使えましたが、たまに意図せず切り替わることがあったので個人的にはもっと短距離でもよいです。

液晶は可動式ですので、置いて撮るのにも便利でしたよ。液晶タッチシャッターはありませんが、タッチAFでピント合わせは可能です。

RX100 IVの可動液晶

猫写真の実写

夕暮れ時でも速いシャッタースピードで撮れるので、歩き猫も1/250秒くらいのシャッタースピードであまりぶれずに撮れます。ホワイトバランスオートだとちょっと青いですね。

三毛猫

歩く猫尻も。

三毛猫の尻

花火はシャッタースピード2秒で。ISO125だとかなりきれいに写りました。

花火

先月の料理写真カメラ教室@東京渋谷 のレポート写真もすべてRX100 IVで撮影しておりますのでご参考にどうぞ。

当カメラ教室では、サイバーショットも含めた過去のコンパクトデジカメも個人レッスンでお教えしております。