[レビュー] SIGMA高倍率ズームレンズ 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMは軽くて便利だけど…

※当サイトはPRを含んでいます

1ヶ月ほど、シグマの一眼レフ用高倍率ズームレンズ18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMをお借りして使ってみた感想です。

シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM※ニコンマウント※DCレンズ(APS-Cサイズ用) 18-200/DC M OS HS NA
シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM※ニコンマウント※DCレンズ(APS-Cサイズ用) 18-200/DC M OS HS NA

キヤノン用はこちら

 

私が普段愛用している、タムロンの18-270mmとの比較も交えつつ。

■TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD キヤノン用 APS-C専用 B008E
TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-270mm F3.5-6.3 DiII VC PZD キヤノン用 APS-C専用 B008E

シグマとタムロンの比較

表にまとめてみました。本来は、シグマの18-250mmのレンズの方が焦点距離が近いのでそれと比較したほうがいい気がしますが、私が使ったことがないですし今回はこれで。

すぐれている方が赤字です。

シグマ 18-200mm TAMRON 18-270mm
焦点距離 18~200 mm 18~270 mm
最短撮影距離 0.39 m 0.49 m
最大撮影倍率 1:3 倍 1:3.8 倍
最大径×長さ 70.7×86 mm 74.4×88 mm
重量 430g 450 g
対応メーカー ニコン、キヤノン ニコン、キヤノン、ソニー

比較結果をわかりやすく言うと、タムロンの方が望遠で遠くのものが大きく撮れます。

シグマは200mmまでの望遠だけど、最短撮影距離が短くて最大撮影倍率が大きいので、結果としてマクロっぽい接写写真ならシグマの方が大きく撮れます。

デザインは、シグマの方が細くて軽くて黒一色で、数字のフォントもすっきりしていて、スタイルも良いイケメンです(?)。

SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMとD5100

あと、現行のモデルではシグマはMADE IN JAPANの日本製、タムロンは中国製です。

SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM日本製

あらら、私の愛用のタムロンさん、分が悪い?!

でも一概にスペックでは良し悪しがはかれないので、以下使用感も交えて書いていきます。

広角と望遠の写真

うちの教室の廊下からの風景です。天気がいいと富士山が見えるのですが、この日はちょっとどんより。

一番広角の18mmで撮った写真がこちら。ここに私の好物のクレーンが5本いますが、ほとんど見えません。

18mm

200mmの望遠で撮ってみると、ハッキリニョッキリと!

200mm

比較用に、タムロンの270mmだとこんな感じでさらにズームします。

270mm

鳥を撮るとか、近寄ると逃げる野良猫を撮るとかしない方であれば、200mmでもそんなに不自由は感じないと思います。私はそれぞれ撮るので270mm欲しいのですが。

ズームの回転方向はキヤノンと同じ、ニコンは逆

このレンズはニコン用、キヤノン用があります。

ズームの回転方向は、

シグマ… キヤノンと同じ
タムロン… ニコンと同じ

回転方向なので、それぞれ慣れている方が違和感がないと思います。

タムロンとシグマの焦点距離

ニコン・タムロンユーザーの私は、このレンズで考えずにズームレンズをぐりっと回すと、望遠にしようと思ったのに思いっきり広角に引いちゃったりします…。

あと、手ぶれ補正はタムロンに比べて弱めです。

私の撮影した写真ではブレは出ていませんでしたが、望遠は特にブレやすいので気になる方は気になるかも。

色味はシグマの方が好み

ニコンのD5100で同じ設定に固定して、2つのレンズで画質を撮り比べてみました。

こちらがシグマ。
シグマの花写真

タムロン。
タムロンの花写真

このサイズじゃ、パッと見ほとんどわかりませんね。

中央部付近をピクセル等倍で切り出してみました(クリックで拡大)。

シグマは、実際の花の色味をきれいに再現していると思います。シグマ等倍

それに比べると、タムロンは色味がパッとしない気が。
タムロン等倍

まあ、並べてよーく見ないと私には違いがわかりませんが。

バッテリーの減りが超早い!

普段の1泊旅行だと、ニコンD5100とタムロンのレンズなら、フル充電していけば余裕で2日間数百枚撮影できます。

が、今回このレンズで青森・秋田1泊旅行に行った際は、いつもの調子で撮っていたら2日目の夕方にはバッテリーが切れてしまいました!

なんだ、カメラ壊れたか?!と思ったのですが、どうやら18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMの手ぶれ補正が強烈に電池を食っているようです。

私の体感では、タムロンのレンズの倍は早くバッテリーを消費します。

ライブビューを使わない一眼レフはバッテリーの持ちが良いのがメリットですが、レンズでこれだけ消費電力が変わるとは意外な盲点でした。

旅行に連れていく際は、1泊でも充電器必須です。次の新潟旅行の時はちゃんと充電器も持っていきました。

その時撮影した写真は日常ブログへ(スマホで撮ったのも混じってますが)

青森秋田旅行

新潟旅行

SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMはこんな人におすすめ

  • レンズ1本だけで広角~そこそこ望遠まできれいに撮りたい
  • なるべく軽くてスリムなレンズがいい
  • 価格もそこそこ安いのがいい
  • 鳥を大きく撮るまでのズームは不要
  • バッテリーは1日持てばよい
このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)
(WillVii株式会社みんぽす運営事務局)