受講者様から時々尋ねられるのが「Photoshopって買ったほうがいいんですか?」というご質問です。
Photoshopは必要?
今はパッケージは売られていないのでCreativeCloudの契約になります。
詳しくは以前書いた記事を↓
最新Photoshopが月980円で画像加工に使い放題のAdobe CCフォトグラフィプラン
契約したほうがいいかどうかはその方次第なので一律にはおすすめしていません。
明るさを変える、色を変える、トリミングするくらいの使い道ならもったいないので、まずは無料版やカメラに付属してきたソフトで十分です。
無料版を使って物足りなくなった方、いろいろこだわりたい方、自分の写真の方向性が決まっている方にはあったほうがいいです。
かすみの除去のサンプル
私が特にPhotoshopでおすすめしたい機能の一つが「かすみの除去」です。比較的最近加わった機能です。
まずはどれだけすごいかという例を。
先日の河津桜写真カメラ教室@東京木場 ではスカイツリーが見えるスポットもあったのですが、こんな感じのモヤモヤでかすみまくってツリーの存在感無しでした…。
カメラ側の設定で色をビビッドにするなどの対処もありますが、それでも効果には限界があります。
しかし、かすみの除去を使えば、あっという間に実物以上に存在感バッチリに!!
これはわざと目いっぱいかすみ除去していますので取って付けたような色で不自然ですが、ここまでハッキリできちゃうというサンプル写真です。
かすみの除去の方法
厳密にはPhotoshop固有の機能ではなく、LightroomのRAW現像の機能です。
RAWで撮影していないとLightroomの機能が使えないと思われている方も多いのですが、JPEG写真でもPhotoshopの中から使用できますよ。上記サンプルもJPEGからの作成です。
まずは、Photoshop内にかすんでいる写真を開いたら、[フィルター]→[Camera Rawフィルター] を開きます。
RAW現像時と同じウィンドウが出ます。
右下の方に、[かすみの除去]があります。(旧バージョンは[fxボタン]から)
今回の例は目いっぱい100まで持っていきましたが、お好みで加減してください。
次に、左下のズームレベルを100%の等倍にしておきましょう。
かすみの除去を上げれば上げるほどノイズも出てくるので…
▲▲マークの[ディテールボタン]からノイズ軽減します。
[輝度] スライダーを、ノイズが目立たなくなり、かつ細い線が消えない程度に右に持って行きます。
ムワッとなりすぎたな…と思ったら、[輝度のディテール]も右に持っていくと少し締まります。
今回はスカイツリーの細い鉄骨を基準にやりました。
後は明るさや色を調整して、OKボタン、保存すれば完成!
風景写真で使うことが多いですが、ガラスの白っぽい映り込みを低減させるのにも使えましたよ。
Photoshopのレッスンは、Windows・Mac問わず、女性限定個人レッスン、男女問わずリモートレッスン で1回からお教えしております。わからないところだけ聞くのもOK!