写真が下手、センスがないと嘆く前にカメラで覚えるべきことは

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当方のカメラ教室を受講される方で、とても多いのが「私はセンスがないから写真が下手で…」とおっしゃる方です。

この皆を苦しめている「センス」という得体の知れないものの正体はいったい何なのか、常々考えておりました。

ひたすら撮れば写真はうまくなる…わけがない

以前Twitterを見ていたら、「私の写真はセンスがなくて下手なので、どんどんダメ出ししてください」とおっしゃっている方がいました。

ドMの方なら構いませんが、ひたすらダメ出しばかりされ続けたら自己肯定感が低くなるだけで写真はうまくなりませんよ。

「ダメ出しウェルカム」は、ただ単に初心者を攻撃したいだけの人が集まります。精神衛生上よくないのでやめましょう。

また、「カメラ教室なんて行くだけ金の無駄、撮ってりゃ勝手にうまくなる」と豪語している方もいました。

例えば料理がうまくなりたいのに、誰かに習ったりレシピ本を見たりしないで、ただひたすらやみくもに調理を続けていて果たしてどれだけうまくなるでしょう?

それで勝手に料理スキルが上がっておいしい料理ができるようになるとは、私には思えません。

カメラも、誰かに習うなり解説本(説明書ではない)を見るなりして、効率よく「決まり」を理解してスキルを上げていくのが「センス」を磨く近道だと思います。

写真上達の近道は「習うより慣れろ」ではなく、「習ってから慣れろ」です。間違った努力はやめましょう。

私も昭和の人間ですが、昭和時代のダメ出しばかりの根性論教育は全く好きではありませんでした。

体育が苦手だった私は、理論的に指導されずに「なんでできないんだ!」と先生に怒られてばかりいたのは今でも根に持っていますよ(笑)

皆様には無駄に苦しまずに、楽しく写真がうまくなっていただきたいと思っております。

悩むカメラ女子

センスがないのではなく決まりを知らないだけ

例えば、カップラーメンにお湯しか入れたことがないような人が「私はセンスがないから料理が下手でできないんです」と言ったらどう答えますか?

「あなたは料理の作り方を知らないだけでしょ」と答えると思います。

カメラだってセンスがないからうまく撮れないのではなく、撮り方を知らないだけなんですよ。

オートでしか写真を撮ったことがないのは、まさにカップラーメンにお湯しか入れたことがないのと同じです。
それ以上の味にはならないのです。

カメラは露出補正を知らなかったら写真を明るく撮ることもできないし、広角・望遠の使い分けを知らなかったら物の形も正しく撮れません。

さまざまな構図だって「この場所から焦点距離何mmで撮るとこういう配置になる」とわからなければ、日の丸構図しか撮れなくて当たり前です。

まず身に着けるべきは「スキル」なのです。

カメラのスキルを覚えて使って撮ってみる

オートでしか撮ったことがない初心者の方に、うちのカメラ教室でまず覚えていただいているスキルが露出補正です。

露出補正のやり方

  1. ダイヤルモードをPに設定
  2. カメラに「+/-」のマークがついたボタンがどこかにあるので探す
  3. それを押しながらどこかのダイヤルを回すと数字がプラス、マイナスに動く
  4. 数字を+側に設定して撮れば、明るい写真の出来上がり~

露出補正プラスの花

露出補正を覚えたら、明るさをいろいろ変えてまずは自分の好きな感じの写真が撮れるように練習しましょう。

料理も調理法を覚えたら、何回も作ってみて自分の好みの味に仕上げていくのと同じです。

これだけで今までの写真よりセンス良く見えているはずです。

最初は私の写真でも、自分の好きな写真を撮る人でも、誰かの真似っこ写真でいいと思います。だんだんと自分好みの写真がわかってくるはずです。

さらにホワイトバランス、絞り、シャッタースピード、アングルなど、いろいろなカメラのスキルを順に覚えていけばもっとセンスがいい写真が撮れるようになります。

実際、「私、写真のセンスがない」と当カメラ教室に来た受講者様で、その後スキルを磨き「めちゃくちゃセンスいい写真撮られるようになったじゃないですか!」という方は多くいらっしゃいますよ。

↓解説書を何冊も買うより、手っ取り早く1回でスキルを上げたい方はご受講お待ちしております。