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写真の構図はいろいろあります。全部使う必要はないですが、覚えておくと写真のバリエーションが広がります。
額縁効果(額縁構図)
額縁効果とは、何かを額縁のように写真の周辺に配置し、被写体を囲むことです。
それによって被写体がより引き立ったり、間延びする空間(曇りの空など)を埋めて締まった写真にしたりといった効果があります。
簡単に撮りやすいのはお寺の門とか、室内から眺める日本庭園ですね。
日本庭園は、最初から額縁効果を狙って設計されているところもあります。
京都御所で鮮やかな額縁を発見!
屏風絵も、障子やすだれを額縁にして入れて和の雰囲気を強調しています。
額縁といっても、四辺全部を囲まなくてもOKです。
大阪城は、上の曇り空にだけ桜の枝を入れています。これだけでも、何もない白い空よりだいぶ写真が締まります。
葉っぱが出てきたら新緑の額縁もきれいですよ。
シンメトリー構図
シンメトリー(Symmetry)とは「対称」という意味で、左右もしくは上下対称に撮る写真です。
東京タワーと桜撮影講座の時に撮ったこの写真、
シンメトリー構図です。
左右にちょこまか動いて、ほぼきっちり左右同じになる位置と角度を探して撮るのがポイントです。
シンメトリーで撮ると、きっちり整然と落ち着いた雰囲気や、模様のような面白さを出すことができます。逆に動きは感じられなくなります。
おまけ:シンメ鳥(ちょっと非対称)
S字型構図(曲線構図)
昭和記念公園撮影講座のときに撮った例です。
画面の中にS字っぽいラインの道が入っています。
こちらは、同じ写真の道をPhotoshopで加工して消してみたもの。
地面の広がり感の印象が違うのがお分かりかと思います。
画面にS字を入れると遠近感や奥行き感が表現できて、写真の中に広がりが出ます。
S字に使いやすいのが道と川です。うねうねしていたら画面に収めて撮ってみてください。
おまけ:S字型美猫