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モニターキャンペーンでエプソンカラリオのプリンターをお借りして、使ってみた感想記事です。
EPSON インクジェット複合機 Colorio EP-976A3
本機も返却間際になり、試し忘れていた印刷はないかな…と考えていて思い出したのが、以前エプソンさんから頂いた、Velvet Fine Art Paperへの印刷です。
この用紙は、「こだわりの作品づくりに適した写真愛好家のためのファインアート用紙」とうたわれており、パルプではなくイギリスから輸入したコットン100%紙でできている高級用紙なのです。
EPSON Velvet Fine Art Paper KA410VFA A4サイズ 10枚入り
セイコーエプソン Velvet Fine Art Paper (A3ノビ/20枚) KA3N20VFA
なんと、A4で1枚あたり300円、A3は400円もします!
普段あまり印刷をしない私には高価すぎて試し刷りするにももったいないし、どうにも持て余してしまっていたのです。
スライムも困惑気味です。
EP-976A3はA3対応ですが、手元にある用紙はA4なので、思い切って使ってみました。用紙もあまり長期間保存すると変質しますので。
余白をつけるのがおすすめ
エプソンの社員さんから教わったのが、ベルベットファインアートペーパーはあえて余白を多めに取って印刷すると良いということです。
この用紙は画用紙のような独特のざらつき感があるので、余白でその質感を活かすことができます。
また、そのざらつきのおかげで鉛筆でサインも書けるので、印刷物をアート作品として楽しむことができるのです。海外ではアートとして売買もされているとか。
私はPhotoshopで任意のサイズにして印刷しましたが、Windows標準の印刷でも簡単に余白をつけられます。
写真をクリックし、上部の「印刷」→「20.3×25.4」を選べばOKです。
用紙の種類を「Velvet Fine Art Paper」にするのもお忘れなく。
花やキラキラは合わない
さて、まずは箱根ガラスの森に行った時のガラスのキラキラと、お花のブーケを印刷してみました。
…が、うーん、あまり私の好きな感じじゃないなあ。
花はちょっと濃すぎてくすんで見えますし、ざらついた質感があまり合わないようです。
キラキラは、やはり光沢紙で全面に刷った方がキラ感が出ます。写真だと分かりづらいですが。
うーむ、何が向いてるんだろう。
鉄骨廃墟工場写真が最高!
ググってみると、エプソンさんの記事 Velvet Fine Art Paper を使いこなす に、このような説明がありました。
「マット紙でありながらハイコントラスト、高彩度であり、緻密な表現が得意です。またコットンのやわらかな素材感や、表面に施されたテクスチャーにより、しっとりした空気感も持ち合わせています。カラー写真だけでなく、ハイコントラストのモノクロプリントにもおすすめです。」
なるほど、コントラスト(色の濃淡)と空気感を強調したい写真がいいのか。
ならばこれでしょ。
先日の長崎で撮影してきた軍艦島廃墟!
おお、この朽ち果ててゆく感じの空気感が絶妙です。
そして、池島の錆びさび工場!これが最高!
この写真は、フォトショップで輪郭を強調して線画風にしています。
フォトショップエレメンツなら、
フィルタ → アーティスティック → エッジのポスタリゼーション
で加減を調整すれば、簡単にできますよ。
印刷のアップはこんな感じ。工場鉄骨萌えにはたまらん描画です。
やはり、ベルベットファインアートペーパーは固めの写真の印刷がハマるようですね。鉄分多めの写真が好きな方にもおすすめです。