「いい写真・悪い写真」ではなく「好きな写真」を目指そう

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当教室でカメラをご受講される方に結構多いのが、「この写真はいいんですか?」とおっしゃりながらご自分の撮った写真をお見せになる方です。

そんな時、私は「ご自分で見て、その写真はお好きですか?」と聞き返します。

いい写真って何?

プロカメラマンなら、依頼者にいいと思ってもらえる写真を撮ることでお金をもらってお仕事が成り立ちます。

ネットショップやご商売の作品撮影など、商品撮影を目的とされる受講者様もいらっしゃいます。そういう方には「商品の良さが正しく表現できて、お客様から見ていいと思われる写真」が撮れるようにお教えしております。

しかし、うちの教室は写真を撮ってお金を稼ぎたいプロカメラマンを養成するスクールではありませんので、大半の受講者様はご自分の趣味や意思で写真を撮っています。

そのような方々にとっての「いい写真」は、まずご自分自身が気に入るかどうかです。

「これ好きニャ~」

猫とカメラ

いい写真かどうか気にしてしまう理由

圧倒的に多いのが「ちょっとカメラに詳しい人」が周りにいらっしゃる方です。

大変申し訳ないのですが、その中にクセモノさんがいらっしゃるのですよ。

クセモノさんの判断基準は相手の好みではなく、「カメラに詳しい自分」です。

クセモノさんが気に入らない写真は「悪い写真」となります。

明るめで白飛びしかけているような写真が好きなAさんが、暗い写真好きなカメラに詳しいクセモノBさんに写真を見せたらどうなるか。

「あんた、そんなに露出上げて撮ったらダメだよ!白飛びなんかダメ!」と、Bさんから容赦ないダメ出しをされるわけです(受講者様実話)。

そうすると、Aさんは「私の写真はダメで下手なんだ…」と落ち込んで、自分の好きな写真を好きなように撮れなくなってしまいます。

そして暗ーいのが好きなクセモノBさんの言うとおりに撮ってしまうわけですよ。そんなの、楽しくないでしょ?

暗くたって明るくたって、その人が趣味で撮って気に入っている写真に他人がダメ出しする筋合いはありません。

自分の部屋に飾りたい写真が撮れること

これが私が皆様に目指していただきたい目標です。

そのために、私は画一的な上から指導ではなく、個別にいろいろな撮り方やアドバイスをしているわけです。

最初はご自分がどんな写真が好きなのかもわからなくても、撮り方をお教えしながら何度も撮っていただいているうちに皆様個性が出てきます。それを見て「この方はこういう写真が好きなんだな」という傾向も把握してお教えしています。

たまに「写真なんて習うものじゃなく慣れるもんだ」とおっしゃる方がいますが、「習いながら慣れるもの」でいいんです。

私は受講者様の写真がもっと良くなるような改善アドバイスはしても、決して「そんな写真ダメ」なんてことは申しません。

ちょっとカメラに詳しい人に上から目線でワーワー言われたら、コンプルサポート に逃げ込んできてくださいね。

ご一緒に好きな写真を撮りましょう!