激安外部フラッシュストロボPhotoolex M500は意外にいい写真が撮れておススメ

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※ 現在、Photoolexのストロボはほぼ在庫切れです。同等の他社製品をご検討ください。

Photoolex M500LEDライト

カメラ教室受講者様から「外部ストロボってどうなんですか?」「使ってみたいけど、高いし重いし買うのはちょっと…」などというお声を伺います。

以前こんな記事も書きました。

フラッシュ、ストロボの効果的な使い方と撮影方法は?

「ストロボ」という名称は、アメリカのストロボリサーチ社の登録商標(権利期間終了済み)です。

ニコン、キヤノンでは「スピードライト」という名前も使われています。

謎のメーカー製の格安フラッシュ発見

ある日Amazonを見回っていたら、たったの3,000円台ととんでもなく安いフラッシュが売っているではないですか。

Photoolex?聞いたことがない名前です。

中国メーカーかな?と思って調べてみたら、やはりiMutoという中国メーカーの製品ブランド名のようです。

これなら実験費用としてポチってみてもいい価格だし、口コミも良いのでとりあえず買ってみました。

こんな格安で18か月保証までついています。

単3形アルカリ乾電池4本を用意しておきましょう。エネループも使えます。私はこれを使っています。

ガイドナンバーは35

ガイドナンバー÷撮影時のF値=ISO100の時に光が届く距離

です。ISOが倍になると1.4倍です。

つまり、絞り値をF5.6にして、ISO200で撮ったら、9m位先まで明るく照らして撮れますよ、ということです。

数字が嫌いな方は、単純にガイドナンバーの数字が大きければ強力に光ると思ってください。

この光量はメーカー純正品だと4万円くらいするレベルです(もちろん純正の方が多機能ですが)。まさに桁違いの金額です。

Photoolex M500を使ってみたレビュー

説明書は英語の簡単なもののみですが、操作はとにかく単純という感想です。液晶はなく、ボタンとランプだけです。

Photoolexストロボ

使い方。まずはカメラのホットシューにしっかり合体させます。ねじ止めをお忘れなく。無精してねじ止めしないで撮ると落とします(落とした無精者)。

ON/OFFボタンを長押しして電源をつけましょう。「プー」という昭和のゲームみたいなレトロビープ音が出ます。

電源を入れたら、+-ボタンで光量の強弱を調整して撮影するだけ。

あとはシャッターを押せばピカっと光ります。

しかし、こういう正面からの直撃フラッシュはきつい影がついてしまうのであまり使いません。

ストロボ直撃写真

バウンス撮影がいい感じ

バウンスとは、フラッシュの光を被写体に直射させるのではなく、天井や壁に向けて光らせて反射光を使う撮影方法です。

Photoolex M500は首が上下左右に回るので、横撮り、縦撮りいずれの場合も様々な角度でのバウンス撮影が可能です。

例えば上の写真と同じ花を、右上の壁にバウンスして撮っています。部屋は真っ暗にしてフラッシュの光のみでの撮影です。陰影つかずいい感じ。

ストロボバウンス撮影の花

この瓶も右の壁バウンス。右側に窓があるかのような自然光っぽい写り込みも入っていい感じです。

ストロボビン写真

真っ暗闇でも室内ならこういったバウンス写真が可能です。

全メーカー対応どころかコンデジ、スマホの撮影でも使える

基本的に、ホットシューに合体できる一眼ならどのカメラでも使えると思います。

ホットシューが無いカメラやスマホと、万が一合体しても光らないカメラは、次の2パターンで利用できます。

常時点灯ライト

太陽ボタン長押しで、前面のLEDライトを点灯させることも可能です。フラッシュとしてではなく、常時発光の光りっぱなしライトとして利用できます。

このLEDこそが、他の激安ストロボにはほとんどないPhotoolex M500の特長です。

Photoolex M500LEDライト

これでスマホでもこんな渋いライティングの写真が撮れます。

スマホライティング香水瓶

暗めの部屋で右後ろにPhotoolex M500のLEDを置いているだけです。

スマホライティング香水瓶

カメラと合体させる必要がないので、付属のスタンドに立ててコンデジやスマホ、ビデオカメラでもライティングとして利用できるメリットがあります。

何なら、ちょっと大きい懐中電灯として使っても良いです。非常時も安心。

カメラストロボと同調発光

Photoolex M500は光制御方式のスレーブ発光機能があり、前面の感光部にパッと光が当たると一緒に光る仕組みです。

S1モードは1回目の光に反応、S2は2回目の光(赤目防止モードなどで撮る時)に反応します。

カメラの内蔵フラッシュでも同様に光らせることができました。

欠点・できないこと

  • カメラの設定や光量に応じた発光量の調整(TTL自動調光)機能は無い
  • 他の人が同じ部屋でストロボを使っていると反応してしまうので同調できない
  • 焦点距離に応じた発光角度の自動調整はできない(広角撮影は厳しい)
  • 高速シャッタースピードには同期できない(FP発光機能なし)

例えば、1/800秒のシャッタースピードではこんなことになってしまいます。

ストロボシャッタースピード速すぎ

シャッター幕の移動と光るスピードが合わないので、影ができてしまうのです。

1/500でもまだちょっと欠けます。

ストロボシャッタースピード速すぎ

私のオリンパスカメラだと、1/400秒が影ができない高速限界でした。

こんな人におすすめ

  • フラッシュを一度試してみたい
  • メーカー問わず使えるフラッシュがいい
  • それほど本格的に使うつもりはない、もしくは慣れたら買い替える
  • 細かい設定の説明書を読むのは面倒くさい
  • 光量は自分で調節できればよい

カメラ個人レッスンにいらっしゃった方は、ご受講中お試しいただけますのでお声がけください!

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