キヤノンの初代ミラーレスカメラEOS Mお試しレビュー

※当サイトはPRを含んでいます

キヤノンマーケティングジャパン株式会社のイベントに参加してまいりました。

EOS Mの発売日は2012年9月29日です。

写真に目覚めた20~30代がメインターゲットのカメラです。



Canon デジタル一眼カメラ EOS M(レッド) ダブルレンズキット EOSMRE-WLK

Canonのミラーレス機へのこだわり

主要一眼レフメーカーはすべてマイクロ一眼なり、小型一眼なりのミラーレスカメラを発売していますが、唯一キヤノンだけは2012年まで出していませんでした。

そこには「安易なものは出さないぜ!」という、一眼レフメーカーとしてのプライドがあったようです。まず、課題はいかに小型軽量かつ高画質なカメラを作るかということ。

小型化

タッチパネルの採用で、背面のボタンを省いた
小型化するだけでなく、タッチパネルはさわってシャッターも切れたりといろいろ便利です。

高画質

APS-CサイズのCMOSセンサー使用
簡単に言うと、NIKON、オリンパス、パナソニック、ペンタックスの小型一眼と比べ、画像を写すところが大きいのです。一眼レフと同じサイズ。質感もきれいに撮れるし、ボケもきれいに出ます。

デザイン

物が良くても、やっぱりオシャレじゃなきゃ。

ボディのデザインは上にすぼまっています。これは小さく見えるのと、ホールド感を良くするため。持ちやすいので、左手でも撮れちゃう!

また、4色あるカラーはそれぞれにこだわった塗装技術が施され、どれも質感がかなりすぐれています。特にレッドは、金属を赤く染めてから光沢塗装をするというこだわりっぷりです。高級感バリバリでかっこいい!

オプションの専用本革ジャケットもまた決まってます。
EOS M
専用レンズも金属外装です。メタリックーっ?

レンズは専用EF-Mマウントですが…

レンズは、EOS M専用に開発された18-55mmの標準ズームレンズと、22mmの小型短焦点レンズがセットです。

直接つけられるレンズは、発売時点ではその2本のみです。
EOS M
でも、せっかく一眼を買ったら、やはりマクロレンズとか、望遠レンズとか、いろいろ使ってみたいじゃないですか。

そんな時は、レンズとボディの間にEFレンズマウントアダプターをつければ、今までのCanonの一眼レフ用レンズが全部使えるのです!

これはEOS KISSシリーズなどをすでに持っていて、レンズもいろいろある方にはサブ機にしても活用できますね。

また、外付けフラッシュはEOSシリーズですべて共通なので、それも同じものが使えます。

地味に気に入ったストラップ金具

目立たないところでこれは斬新でいい!と思ったのが、ストラップが脱着可能なことです。

金具のビスのようなところをコインで90度回すと、簡単に外れます。食事中など、ちとストラップじゃまだなーと言うシーンにはうってつけです。

ただ、金具自体はストラップにしっかり止まってるので、ストラップを変えたい時には、やはり金具から外さないといけません。

金具だけ買い増してストラップにつけとけば、ファッションに合わせてストラップも変えたい女子には受けるんじゃないかと思うのですが。

気になったので尋ねたところ、現時点ではこの金具のみの販売予定はないとのこと。あら残念。

ちなみに、この着脱金具もEOS M専用ですので、他の一眼には使えません。

ところで、皆様ストラップはしっかり落ちないように結んでありますか?不安な方はこちらの記事もご覧ください。


一眼ストラップの結び方は報道結びがおすすめ

スペックを把握した後はいよいよEOS M実機の実写タイム!

どんな画質かなーと思ったのもつかの間、撮影画像の持ち帰りはNGと言うことで残念…。

画質については、キヤノンのサイトでご確認ください。

そんなわけで、いろいろといじくりながらカメラを観察したレポートです。

持った感じ

やはりこだわりデザインなだけあって、左手でもホールド感はかなり良いです。

上のフラッシュは専用オプション品で、角度は変えられません。
EOS M
レンズをむんずと。

ズームリングのギザギザ部分はアヤメローレットと言う加工で、滑らず回しやすいです。
EOS M
Canonのこだわりポイントとして、一眼レフのシャッターはすべて斜めについていますが、EOS Mもそれを受け継いでいます。

シャッター音は、ミラーレスですので「カチッ」と言う程度です。

EOSの一眼レフの「シャキーン!」というシャッター音が好きな方には物足りないかな?
私は撮っても気づかれないような静かな音の方が好きです。あ、もちろん猫をですよ。

AFのスピードは残念

AF(オートフォーカス)については、発表前から、位相差AFとコントラストAFの併用についていろいろうわさがありました。

どちらもカメラのピント合わせの機能のことですが、仕組みについて語るとマニアックで長くなるので、簡単に言うと、

位相差AF 「お前の撮りたいのはここだな、俺がビシッと即決してやったぜ!」

コントラストAF 「えーと、こっちかな、そっちかな、あ、ここが撮りたかったんだね。ごめん僕考えちゃって~」

みたいな感じです(?)。

位相差AFは主に一眼レフ、コントラストAFは主にコンデジとミラーレス一眼に使われています。

で、EOS Mはその2つが合わさったというのですから、なんだかとってもすごいAFになったのかと思いきや、特にそんなことはなかったです…。

AFの最後は、コントラストAF特有の「どっちかな」なウニョウニョ感があり、遅さを感じさせます。

うーむ、素早い猫撮りにはちょっと厳しいなー。テーブルフォトなどの静物写真なら気にならないと思いますが。

良いところは、このEOS M専用ズームレンズはAF音が非常に小さいので、動画撮影時に音を拾わないところですね。

タッチパネルはかなり便利

ボタンを省く意味でも採用されたタッチパネルは、スマートフォンと同じ静電容量式(皮膚で反応)です。

今までのデジカメのタッチパネルは感圧式のものがほとんどでした。EOS Mはスライド操作もスムーズだし、タッチの感度設定も変えられて使いやすいです。

一番いい!と思ったのは、露出補正がタッチで超素早く変えられること!

私の教室では「まずは露出補正を覚えましょう」と口酸っぱく言っておりますので、それが変えやすいと個人的に高ポイントです。

手順は、液晶の露出補正アイコンをタッチして
EOS M
希望の露出をタッチ、もしくはスライド
EOS M
と、いとも簡単。
たとえばプラス3にしてうんと明るく撮りたい!なんて時も、いきなり+3をタッチすれば一瞬なのです。

一眼レフだと、ひたすらダイヤルをぐりぐり回さないといけません。うーん、いい感じです。

10秒ほどですが、露出補正変更の動画もご覧ください。
EOS M
撮りたいところをタッチしてピント合わせもできますし、他社のマイクロ一眼でも採用されているタッチでシャッターが切れる機能もあります。

スマホ感覚で一眼が扱えるというのは、カメラ初心者女子にもお勧めできるポイントですね。



Canon デジタル一眼カメラ EOS M(レッド) ダブルレンズキット EOSMRE-WLK

2 COMMENTS

しのママ

こんにちは。初コメながら、質問させてください。
PowerShotS100ユーザーですが、EOSKissか、こちらのカメラを購入するか迷っています。
幼児を撮るのがメインです。どちらがオススメですか?

デジカメインストラクターのコンプル

大きくて重くても良ければ、EOSKissの方がおすすめですよ。

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