前回の記事、キヤノンの未発売最新ミラーレスカメラ EOS Mお試しレビュー<性能編>の続きです。
さて、スペックを把握した後はいよいよEOS M実機の実写タイム!まだほとんどの人が見たことのない機械を触れるなんて、デジもの大好き女としてはかなりわくわく感が高まります。
どんな画質かなーと思ったのもつかの間、撮影画像の持ち帰りはNGと言うことで残念…。
画質については、キヤノンのサイトでご確認ください。
そんなわけで、いろいろといじくりながらカメラを観察したレポートです。
持った感じ
やはりこだわりデザインなだけあって、左手でもホールド感はかなり良いです。
上のフラッシュは専用オプション品で、角度は変えられません。
レンズをむんずと。
ズームリングのギザギザ部分はアヤメローレットと言う加工で、滑らず回しやすいです。
Canonのこだわりポイントとして、一眼レフのシャッターはすべて斜めについていますが、EOS Mもそれを受け継いでいます。
シャッター音は、ミラーレスですので「カチッ」と言う程度です。
EOSの一眼レフの「シャキーン!」というシャッター音が好きな方には物足りないかな?
私は撮っても気づかれないような静かな音の方が好きです。あ、もちろん猫をですよ。
AFのスピードはちょっと残念
AF(オートフォーカス)については、発表前から、位相差AFとコントラストAFの併用についていろいろうわさがありました。
どちらもカメラのピント合わせの機能のことですが、仕組みについて語るとマニアックで長くなるので、簡単に言うと、
位相差AF 「お前の撮りたいのはここだな、俺がビシッと即決してやったぜ!」
コントラストAF 「えーと、こっちかな、そっちかな、あ、ここが撮りたかったんだね。ごめん僕考えちゃって~」
みたいな感じです(なんという例え)。
位相差AFは主に一眼レフ、コントラストAFは主にコンデジとミラーレス一眼に使われています。
で、EOS Mはその2つが合わさったというのですから、なんだかとってもすごいAFになったのかと思いきや、特にそんなことはなかったです…。
AFの最後は、コントラストAF特有の「どっちかな」なウニョウニョ感があり、遅さを感じさせます。
うーむ、素早い猫撮りにはちょっと厳しいなー。テーブルフォトなどの静物写真なら気にならないと思いますが。
良いところは、このEOS M専用ズームレンズはAF音が非常に小さいので、動画撮影時に音を拾わないところですね。
タッチパネルはかなり便利
ボタンを省く意味でも採用されたタッチパネルは、スマートフォンと同じ静電容量式(皮膚で反応)です。
今までのデジカメのタッチパネルは感圧式のものがほとんどでした。EOS Mはスライド操作もスムーズだし、タッチの感度設定も変えられて使いやすいです。
一番いい!と思ったのは、露出補正がタッチで超素早く変えられること!
私の教室では「まずは露出補正を覚えましょう」と口酸っぱく言っておりますので、それが変えやすいと個人的に高ポイントです。
手順は、液晶の露出補正アイコンをタッチして
希望の露出をタッチ、もしくはスライド
と、いとも簡単。
たとえばプラス3にしてうんと明るく撮りたい!なんて時も、いきなり+3をタッチすれば一瞬なのです。
一眼レフだと、ひたすらダイヤルをぐりぐり回さないといけません。うーん、いい感じです。
10秒ほどですが、露出補正変更の動画もご覧ください。

撮りたいところをタッチしてピント合わせもできますし、他社のマイクロ一眼でも採用されているタッチでシャッターが切れる機能もあります。
スマホ感覚で一眼が扱えるというのは、カメラ初心者女子にもお勧めできるポイントですね。
こんにちは。初コメながら、質問させてください。
PowerShotS100ユーザーですが、EOSKissか、こちらのカメラを購入するか迷っています。
幼児を撮るのがメインです。どちらがオススメですか?
大きくて重くても良ければ、EOSKissの方がおすすめですよ。