※当サイトはPRを含んでいます
SIGMAの中望遠マクロレンズ、MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMをお借りしたので、いろいろ撮ってみた感想です。
目次
SIGMA MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSM
インナーフォーカス式で、ピント合わせ時にレンズの長さが変わらないので使いやすいタイプです。
マクロレンズによってはピント合わせ時にレンズの前がぬぬっとせり出してくるものもあり、夢中で撮ってたらレンズが花の中に突っ込んでて花粉まみれに…なんてこともあるのです。
しかし、全長126.4mm、重量725gはかなり巨大で重いですな…。横から見ると長いです。
一眼レフと他にレンズ1本持ったら2kgの荷物になるので、カメラ女子のお出かけ用にはあまりおすすめできないですね。
家でじっくり花束などを撮影するのにはよろしいかと。
最短撮影距離は31.2cm
マクロなのに30cmも離れるの?と思われるかもしれませんが、コンデジと違って、一眼の最短撮影距離というのはレンズの先からの距離ではありません。
カメラ上面についているこの土星のようなマークからの距離です。ここがセンサーの位置です。
MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMはレンズ自体の長さが約13cmですので、レンズの先からの距離は10cmくらいになります。
手振れ補正の妙な動き
ちょっと気になったのが、手振れ補正をオンにしている時の動作です。
例えばカメラをちょっと右に振ると、カメラを止めてもレンズ内の映像がわずかにスーッと右にずれるんですよ。慣性が働いているかのように。
最初三脚が緩んでいるのかと思ったのですが、手振れ補正をオフにして同様の動作をした際は全く動かなかったので、そうではないようです。
マクロの場合は1mmでもずれるとフレーミングがかなり変わってしまうので、これは使いづらかったです。
手振れ補正をオフにして、三脚使用で撮るのが良いです。
AF音がゴイゴイと
AF(オートフォーカス)はまあまあ速いです。
AF中はゴイゴイゴイ…という低く響く音がして、静かな部屋だと気になりました。
屋外ならかき消されてそれほど気にならないでしょう。
花実写はこんな感じ
105mmという焦点距離は、背景周囲に余計なものが入らない、やや狭い画角です。
あまり背景を入れずに、ピンポイントでこれを撮りたい!という写真向きです。
マクロと言えば、まずはお花写真を。
直径2cmほどのお花もこんな風に撮れていい感じです。
接近するとピントが非常に浅くなるので、お花の正面はF7.1~8くらいに絞って撮ると花びらにしっかりピントが合って、ボケ加減も良いです。
うちのバジルに住み着いたバッタの質感も超リアル!
(虫好きな方だけクリックで拡大してください)
マクロで撮ってみて意外と良かった写真は、線香花火です。
飛び散る火花のボケ感がおもしろい!
カメラは三脚に固定していますが、花火を持っている手はぶれるので、火の玉が偶然ハート形にぶれました。
マクロレンズでも花火は十分離して撮りましょう。レンズが焦げますから…。
猫の全身は離れて撮るべし
私にとって一番重要な猫写真を、MACRO 105mm F2.8 EX DG OS HSMで撮ってみた感想です。
マクロレンズ=接近して撮るもの、と思われている方もいらっしゃいますが、そんなことはなく、接写でも撮れるというレンズです。
むしろ、離れてもきれいな画質で撮れるレンズが多いのです。
この105mmという焦点距離は、余計な背景がカットできるのでポートレート撮影にも向いています。
こんな感じで撮るには2m位離れます。
猫の全身をいれたい時は、3m位離れて撮ります。
が、この猫は私大好きなので、
と見つかってしまうと、こんなドアップ写真しか撮れない距離に…。
鼻の毛の解像感が超リアルです。
最短撮影距離で撮ると
せっかく寄ってきたので、モフモフしつつどれだけ接写できるか試してみました。
ぽふぽふの手。
肉球は…
ここまで寄れます。もはや猫の手だか何だかわかりませんが、おもしろいです。
玉ボケもきれい
バックの木漏れ日のボケがきれいに丸くなっていていい感じです。
絞りはf4でした。
巨大で重いのと、手振れ補正時の妙な動きを除けば、画質が良くボケもわりときれいに出るので良いレンズですね!
手ぶれ補正はいいですね。
私なんかフレーミングよりもぶれ防止を優先したいので・・・
ハートの火玉、最高!
手振れ補正は、ちょっと離れているときには結構有効でしたよ。
接近しているとそれほどでもないかなという印象でした。