料理写真をおいしそうに撮るには？

私、おいしいものを食べるために生きています。私の撮影テンションが上がる3大被写体は、猫・花・食べ物です。

料理写真の撮り方のコツとポイントを紹介します。

料理撮影の基本のテクニック

1. 露出補正をプラスに設定

お料理全般は露出補正をプラスにして明るめに撮影してくださいね。

露出補正とは明るさの調整のことです。カメラならプラスマイナスのダイヤルなど、スマホはピントを合わせたら太陽マーク☀を動かします。

食べ物が暗いとどんよりまずそうになりまよ。

2. 逆光～斜光のライティング

真後ろから斜め前までのライティングだと、お料理が浮き立って程よくつやが出て、きれいにおいしく見えます。ライトがなければ直射日光の当たらない窓の前に置くのが良いでしょう。

色のきれいなドリンクやデザートも逆光がベストです。

フラッシュはたかないで撮影したほうが良いです。油っぽいものだとギトギトに反射して、これまたまずそうに写ります。

3. 余計なものを写さない

ググッと料理に寄って、周りにおしぼりの袋とか丸めた紙ナプキンとか、余計なものが写らないようにしましょう。お皿全体が入らなくても良いですよ。

パンをおいしそうに撮るポイント

受講者様にもパン作りが趣味の方、お仕事の方が結構いらっしゃいます。食べるのが好きな方も多いでしょう。

パンは種類によりますが、表面のツヤや、焼き目のパリッとした感じが表現できると、香ばしくておいしそうな写真になります。

パンだけだとちょっとさみしい時は、かわいい柄のあるマットなどを敷いてバックにしたり、ナイフやフォークなどをアクセントにすると、食事の楽しい雰囲気が出ます。

今回のモデルは、近所のお気に入りケーキ屋さんで売っているクロワッサンさん。ケーキ屋さんですが、時々パンもちょっと作って焼いているようです。

私、甘いケーキよりはこちらの方が好みです。

クロワッサンの魅力といえば、パリパリでつやつやの表面でしょう。このツヤをいかに表現するかということに重点を置いたポイントをまずひとつ。ずばり、逆光で光を当てることです。

上の写真を見ていただくと、パンの左側がツヤッと光っています。これは逆光で光を当てるライティングによって、この光を出して写真に写し撮れるのです。

比較用にまんべんなく光が当たっている写真も載せときます。なんかパサパサしていそうですね。

ホワイトバランスの設定

室内で撮るのでしたらWB（ホワイトバランス・色の設定）を「日かげ」か「曇り」に設定すると、黄味がかった色になってパンがおいしそうになります。

その設定で撮ったチョコレートケーキもいい色みになりましたよ。

ホワイトバランスオートだとこんな感じです。実際のイメージより青味がかってしまいます。

テーブルセッティングの小ワザ

フードスタイリストさん直伝のセッティングのコツを少々。

三角形の配置がポイントです。

例えば、座った時にお互いの顔が見えなくならない程度に少し高い花瓶などを頂点に置いて、周りにお皿を配置します。そしてお皿には料理を盛り過ぎないことでバランスが良くなります。

あとは、お花などを白＆グリーンでまとめるとスタイリッシュで恰好良くなります。

これはお料理の色彩の邪魔をせず、かつさわやかな華やかさを加えられていいですね。

物足りなかったら、差し色で赤いものを加えると女子っぽくります。ディスプレイ用に姫リンゴなどもおすすめです。

まとめ

• ライティングするか窓際に置いて逆光でツヤを出す
• 露出補正はプラス
• ホワイトバランスを「日かげ」か「曇り」に設定

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