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私は「ああしろ、こうしろ」と言う強制的な指導は好きでないので基本的にしませんが、三脚の使い方に関してだけは使い方とマナーを必ず受講者様に守っていただいております。
なぜなら、間違った扱い方をすると、カメラにも人間にも危害が及ぶからです。
三脚を持って花火や夜景を撮影しに行くご予定の方は、お出かけ前にぜひお読みください。
通行人のじゃまにならない場所で
以前イルミ撮影講座を行った際に、別のカメラ教室と思しき方々のグループが見えました。そちらの受講生は、歩道をふさがんばかりにみんなで横一列に三脚を立てて撮っていました…。
外で三脚を立てられる場所はほぼ共有の場所です。自分の占有地ではありませんので、他の人の通行の邪魔にならないところに立てましょう。撮影場所が限られているところでは、ササッと撮って移動して他の方と交代してください。
また、花火やイルミ撮影場所は特に暗くて見えづらいですから、一般の通行人が足を引っかけやすいところには立てないでください。
三脚使用禁止ではないか確認
有名写真家の写真教室バスツアーなのに、生徒さん達を私有地に入らせて三脚立てまくって撮らせていたという苦情を目にしたことがあります。
撮影者のマナーが悪く、三脚禁止どころか撮影禁止になってしまった場所もあります。
「あの場所から撮ったらいい写真が撮れるに違いない!」という気持ちはわかります。
が、私有地や立ち入り禁止の場所に無断で立てるのは、マナー以前の問題で不法侵入です。
大混雑するような場所では、禁止されていなくても安全のため三脚使用はあきらめてください。
一脚も便利
三脚使用不可の場所でも、まれに一脚は使っても良い場合もあります(撮影場所の管理者に要確認)。
三脚ほどの固定はできませんが、何もないよりはぶれない一脚を使うという手もあります。カメラの下に1本脚が生えます。
軽いし安いしコンパクトで、他人のじゃまにもなりにくい!1本持っておかれてもいいと思います。
一脚の先が三又になるタイプもあります。一脚より安定感が良く、三脚より場所を取りません。
脚を広げたまま運ばない
三脚は文字通り3本の脚で立っています。撮影場所を移動する時に、3本開きっぱなしでうろうろしている人もたまに見かけますが、これも他人を引っかけやすくなって危ないです。
必ずピシッと畳んで3本まとめ、かつ自分の前に垂直に立てて持って移動してください。肩に担ぐのはやめましょう。水平に横にして持って歩くなどしたら、もはや武器です。
カメラと三脚はきつく固定
カメラ下部のネジ穴と三脚(雲台、クイックシュー)とのネジ止めは、回らなくなるまでギューッと締めてください。
これが緩いと、持ち運んだり角度を変えたりしている間に自然にゆるみ、突然カメラがボロッ!と落下する危険があります。以前うちの受講者様も、危うく一眼レフを池にダイブさせるところでした…。
以上のことにお気をつけいただき、カメラも人間も安全に快適に撮影してくださいね。
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