先日、キヤノンマーケティングジャパンのイベントにご招待いただき、発売前のCanonの高級コンデジ PowerShot S120 (発売日 2013年9月12日)についていろいろお聞きしてきました。
このS120は、「ハイスペック&コンパクト」がコンセプトのデジタルカメラです。
最近は高級コンデジも各社からたくさん出ていますが、コンパクトとは名ばかりの巨大な図体のカメラもございます。
しかし、高級コンデジ購入者の80%は「やはり小さいほうがいい!」と思っているそうです。
そんな期待に応えたS120は、F1.8以下のレンズのコンデジでは世界最薄の機種なのです。
F1.8ってなに?という方はこちらの記事もどうぞ
→専門用語が苦手な女子向け やさしいカメラ用語解説
初めての星空軌跡モードがすごい
S120にはいろいろアピールポイントがあるのですが、まず「良く作ったなー」と感心したのがこの星空軌跡モードです。
夜空に星の光が円になって写っている写真、見たことありますよね。
あれって主に一眼でいろいろ設定しないと撮れないのです。
ところが、このS120にはコンデジで初めてオートで星空の軌跡が撮れる機能が搭載されました。
なんと、こんな写真が撮れちゃいます☆
…私が撮ったのではないですが。
会場で疑似星空撮影体験をしたのですが、数十分間の間に何枚かカカカッと撮っては、その後内部で処理をする、という動作を繰り返していました。これは斬新。
撮影自体は、三脚に固定したら
SCNモード → 星空 → DISPボタン → 星空軌跡
と設定し、あとはコントローラーリングで10~90分の時間を設定して1度シャッターを切れば、寝て待ってても良いくらい簡単です。エリアごとに露出も自動コントロールしてくれます。
がしかし、一点非常に難しいことがあります。
それは、余計な明かりのない、満天の星空が見られる場所に行かなきゃ撮れないこと~(*_*)
さすがに多摩地区と言えども東京じゃ厳しいなー。
コントローラーリングご健在
PowerShotシリーズで私が好きなのが、レンズの周りのコントローラーリングです。
このギザギザですね。
これにはいろいろな機能が割り当てられるのですが、こだわりがない方は露出補正に設定するのがおすすめですよ。
いちいち背面のボタンを押さないでも、構えたまま明るさをグリグリっと変えてシャシャッと撮れるのは快適です。
ところで、このリングの刻み、ひそかにバージョンアップしています。
以前はただのスジでしたが、これはアヤメローレット加工ですね!(EOS Mのイベントの時覚えた)
以前の機種と見比べたい方はこちら
→Canonのコンデジ、PowerShot S100をお試し<詳細編>
なんか、全体的にセンス良くなりましたよね。
外装にこだわってておしゃれ
そんなわけで、イベントでは何もアピールされていなかったのですが、外装の細工や塗装がひそやかにかなりこだわってるっぽいことに気がつきました。
この天面も何か細かい波紋みたいな模様が入っているんです。
拡大図
メタリック好きとしてはとても気になったのでおたずねしてみました。
これはスピンカットという加工なんだそうです。へー、デジカメで初めて見ました。
あとで調べてみたら、キヤノンのコンデジには結構使われている機種がありました。オシャレさんめ☆
そして、塗装の色も完全なシルバーではなく、やや赤みが入ったような微妙な色合いなのです。カラーは ブラック と シルバー があるのですが、私は断然シルバー推しです!
と、そんなわけで9月いっぱい実機をお借りできたのですが、運良くシルバーだったのでご覧になりたい方は一声おかけくださいね。
S120で撮影した連写写真もアップしました。
→Canon PowerShot S120は連写撮影が速い!猫写真もバッチリ