「しゅうさ」ってお聞きになったことはありますか?
収差とは、簡単に言うと、カメラのレンズのゆがみとかにじみとか、あんまりいい感じに写真が撮れない現象のことです。
レンズを通ると光が屈折するため、様々な収差が起こります。
試しにお手持ちのグラスの中から外ををのぞいてみましょう。ぐにゃんぐにゃんのよれよれですよね。
いかにこの収差が起こらないレンズを作るかと、技術者が日々苦心して設計しているわけです。
さて、収差はどんな具合に写真に現れるのか?の実験です。
先日タムロンさんよりお借りしたレンズ、18-270mm VC PZD(Model B008)を使って撮影してみました。
協力は、Wordで作った表を印刷したA4用紙さん。
返却間際に急いで撮ったため、撮影角度やサイズがアバウトなので、参考程度にご覧ください。
まず、こちらがもっとも広角の28mm。
中央がボヨーンとふくらんでいるのがお分かりかと思います。これはたる型歪曲収差です。
これだと水平線や地平線がへっこんでしまいますね。
広角で起こりやすい収差です。ちょっと残念。
続いて100mm。
ややまっすぐな線に近くなりましたが…。
最後に、最もズームの270mm。
今度は逆に、中央に向かってくぼんでいます。これは糸巻型歪曲収差です。
このくらいならたぶん気にならないレベルだと思います。
ほかにもいろいろな収差がありますが、パッと見てわかりやすいものを紹介しました。
個人的にModel B008の収差は、広角28mmのタル型は実際の風景写真でもちょっと気になりましたが、それより望遠側では特に気になりませんでした。
1月にこのレンズをお試しに行った日の記事はこちら↓
・超高倍率ズームレンズ「18-270mm VC PZD(Model B008)」お試し レンズ編
・超高倍率ズームレンズ「18-270mm VC PZD(Model B008)」お試し 実写編
前回の記事↓
・超高倍率ズームレンズ18-270mm VC PZDレンタル終了
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↓
TAMRON 18-270mmF3.5-6.3 Di2 VC PZD B008
初めまして、小学生の時から写真撮影をしてますアマチュア写真家の鎌倉夢二です。
これを機会に宜しくお願いします。
レンズの収差の説明が素人向きに良く解説してあり関心してる次第です。
これを機に情報交換等で宜しくの程のお付き合いをお願いします。
レンズ収差は古いタイプのレンズだと、もっと酷いものでしたけど、近年のコンピュター解析で、ズームレンズでもかなりの収差が補正される様になりましたよね。
また、今のレンズでは少なくなった「周辺収差」や色収差」の説明が有ればもっと面白いかと思います。
でも写真家クラスになると、このレンズ収差を逆に利用して撮影に使う時が有ります。また、順次その収差によるパースペクティブの強調の仕方も素人に判り易いレクチャーもしたらよいかとも思いました。
色々と言ってしまいましたが、機会が有れば撮影討論もしたいと思ってます。
また、私の詳しい事は私のブログのプロフィールをご覧になってください。
宜しくお願いします。
>鎌倉 夢二さん
初めまして、コメントありがとうございます。
写真歴が長いのですね!
初心者の読者さんが多いので、極力簡単な説明にいたしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
ぺたありがとうございました。
収差って知りませんでした。
ゆがむのは体感していましたが、距離をちじめたりして「えいや」で修正してました。(理論なしw)
私もカメラマンになりたかったなぁ・・・
また、遊びにきたいと思います。
元、写真部副部長より。(名前だけ)
>animal-houseさん
えいや!でも、ご自分で納得いく写真が撮れてればよろしいかと(^-^)
しばらく新しい写真は載せられないかもしれませんが、またご覧くださいね。